「ドイツなんて、寒くって言葉も分らん
所へ行くより、炬燵で寝てるほうがましやで!」と、
近所のオッサンに言われます。
そうですね。炬燵はともかく、近場の温泉でも
行って、のんびり一ヶ月ぐらい過ごすのも良いかもです。
此のツアーには、あと一人、盲導犬使用者の
女性が居ます。その人は全盲です。
パスポートを取りに行った時です。
「こんなサインじゃ笑ちゃうわよねー」と、
受付の若い女性が、他の職員に見せながら、
言ったのだそうです。
我らは書いた字が見えません。
あっちこっちに飛んだり跳ねたりしてしまいます。
空港ホテルに予約を入れると、
盲導犬同伴を宿泊拒否されます。
「あっ!そうだ」 此のホテルは
バリアフリーのハートフルルームを潰して
駐車場にしたホテルだ。
いろいろお話ししても理解してもらえないので
「介助犬保護法が有ります。
もう一度、責任者と相談して返事下さい」と、
電話を切ります。知らないよ 前の様に
マスコミに騒がれても・・・
「障害者はチャレンジドって言うけど
此れじゃ、挑戦より戦いだよね!」と、
それから我らは戦士と成って、
あっちこっとの小競り合いを乗り越え
今日まで来ました。
見えない眼で書類を整え、荷物をつくります。
其の困難に何度か投げ出して仕舞いそうでした。
「いろいろ大変な事が有ったから、
きっと旅は楽しくなるよ!」と、励ましてくれる友も居ます。
「行ける時に行って置きなさいよ!何時なにが有るかも
知れないんだからね」と、
癌治療の隣りのばぁちゃんが背中を押します。
やっと、準備が終わりました。
それではドイツ・チェコのクリスマスに行ってきます。