月別アーカイブ: 2010年10月

経過良好!

本家の叔父が、蜜柑と林檎を持って
お見舞いに来てくれます。
青くってすっぱい,懐かしい味です。
一個食べると気分がすっきりします。
続いて親戚の叔母さんが来てくれます。
歩行機を押して、
息も絶え絶えって感じなのに来てくれます。
「叔母さん大丈夫!」此方がお見舞いに行かねば・・

腹の虫がぐるぐる言い始めます。昼食です。
一昨日の夜から食べてなかったのに
今日の昼はいきなり普通食です。
ご飯は幾分柔らかいです。
白身の煮魚と、ほうれん草の炒め物、野菜の和え物
の、油気と塩気の無い調理です。
ずーっとこれが続きます
カレーとか鋤焼とか食べたいね。

午後で点滴も終わります。
陶芸教室の仲間が来てくれます。
いろいろ術後の心得を言います。
余り言われて疲れます。一眠りしましょう。

三時過ぎ、早くも歩行訓練です。
内臓が癒着するので動かなければいけません。
ナースさんに手を引かれて歩きます。
腹が揺れると、あっちこっちの傷が痛いです。
熱も有るのでくらくらします。直ぐ中止です。

次の日は、部屋の中を歩きます。
ちょっと元気に成ると病院は退屈です。
冷蔵庫に水もお茶も無くなったので、
買いに行きたい、でも一人歩きは無理ですね。

「明日、血液検査が良ければ、退院して良いですよ」
と、ドクターさんが言います。
退院!其れはとても嬉しいですが・・
術後三日目ですよ??

このまま介護に・・・

何とか間に合って、吐瀉物を受けてもらえます。
むかむかはすっきりしたけど、
其の時使った腹筋で、
またまた傷口に激痛です。

「座薬いれる?」と、言われ、
オムツを外し、座薬を入れられます。
何だか、此のまま介護に成りそうな・・・
座薬を入れても、大して痛みは治まりません。
背中の痛いのはベットが悪いのでは??
ベットは古く、マットが凸凹しています。
部屋の性にするのではないが、この部屋の古さが
だんだん気に成ってきます。

夜中から女性の看護士さんに変わります。
「うがいをしたい」と、言ったら、
「起きてベットに座れます」と、言います。
いやー、今はそんな気力は有りません。
ナースさんはしぶしぶ、寝たままやらせてくれます。
うまく受けてくれなくって、寝巻きや布団を濡らします。
もう!です。おとうさんナース!ヘルプミー・・
とうとう殆ど眠れないまま朝に成ります。

水やお茶を飲む事を許されます。
酸素マスクも外されます。心電図も外します。
お茶が喉を越し、胃に沁みていくのが分かります。
血を採られ、白血球の検査をします。
ドクターの回診が有ります。
ガーゼを取り替えながら、
「経過は順調です」と、言ってくれます。
化膿もしてないようです。

愛想の無いナースさんに体を拭いてもらい、
いてててて、尿管も引き抜かれます。
日が昇り、明るくなって、
だんだん自然の状態に戻っていくと、
背中の痛みは嘘のように消えて、
傷口だけの痛みになります。
2度目のトイレでガスもでます。

オペのデメリット!

ドクターさんが、記念にどうぞと、
ビンに入れた胆石を持ってきてくれます。
見えませんが、ビンの中でごろごろして、
重みを感じます。
「二十年も掛かって作ったんだよ」と、言います。
「飴の黒玉みたい」と、ばぁちゃんが言います。
黒玉なら、黒真珠だったら良かったのに!
テレビショッピングで十ミリ玉でも貴重な感じです。
三十ミリ玉なら幾らになるでしょう。
二十ミリ玉も七個有ります。凄いぞ!!

さてさて。なーんだぁ!大した手術じゃないと、
腹腔鏡での胆嚢摘出手術を言われてしまい、
書きづらいけど、それでも記録に書きます。
でも、そうです。手術の説明の時も有りました。
腹腔鏡は体のダメージも少なく、
治りも早いと言われます。
僕の頭にもメリットばかりが有りまして、
此れからやってくる、術後の痛みは
計算になかったです。

背中が熱した棒を押し当てられた様に痛いです。
傷口のズキズキと痛みと違う!熱く重い痛みです。
体の内から痛いのか?外から痛いのか
分から無い、燃えているような痛みです。
巡回に来た看護士さんに訴えると、
クッションを持ってきた、体を少し横に向け、
痛い背中を浮かせてくれます。
今夜の当番看護士さんは男です。
男の看護士さんは初めてです。
熱い!と、言うと、寝飲みに冷たい水を入れて、
うがいをさせてくれます。未だ水も飲めません。
それで、夜中までに何度もうがいをさせてくれます。
アイスノンも持って来てくれます。
自分が子供に成って、お父さんに看病されてるような
少し、気分が落ち着いて、ちょこっと眠れます。
それでも音声時計で聞くと
十五分ほどしか寝てませんね。

体には心電図のコードや点滴、尿管が付いていて、
酸素マスクも当ててます。
余り体をよじると、線が昆がりそうです。
喉に無理矢理刺し込められたチュウブは
何時の間にか抜かれていますが、
喉を傷つけているのか、イガイガします。
生唾を飲み込もうとしても、痰を切ろうとしても、
ちょっと腹筋をつかうと、傷が裂けるように痛みます。
そのうち、喉が腫れてきます。
むかむか吐き気がします。う、う、
急いでナースコールを押します。

複空鏡手術で・・

執刀ドクターさんがベットサイドに来て経過報告です。
「大きな石が九個も有りました」と、言ってます。
一番大きいのは三点五ミリもあり、取り出すのが
とても大変だったのだそうです。
そして胆嚢が肝臓に癒着していたので、
取り剥がすのに時間が掛かったのだそうです。

手術は複空鏡手術でお願いしました。
腹に小さな穴を五つ開け、空気で膨らませ、
カメラやアームをそれぞれの穴から差し入れ、
胆嚢を摘出するのです。
石が大きかったのと、胆嚢が硬く成っていたので、
取り出す穴が三センチほど広く切開したそうです。
「切開手術なら楽だったけど」と、言われます。

あくまで複空鏡手術にこだわったのは、
体へのダメージが少なく回復が早いのです。
どうしても体育の日の三連休に退院し、
高知のPWさんにお預かりしてもらっている、
トレ君を連れてきて欲しかったのです。
ドクターさんも、其の事情を汲んで、
其の線で努力して頂いたのです。

ドクターさんの説明も終わり、
隣のばぁちゃんも本家の叔父も帰っていきます。
僕も手術の疲れもあって眠りたいです。
でも痛さで眠れません。
眠ろうとすると、痛さで飛び起きてしまいます。

オペ準備中

昨夜の夕食が終って、
其の後は何も食べてはいけません。
6日の朝8時までは、水やお茶は飲めます。
午後2時から手術です。
緊張しているせいか、不思議と空腹感は無いですね。

麻酔が覚めた時、しっかり呼吸が出来るようにと、
息を吸い込む練習をします。
おもちゃの様な道具で、管の中の玉を、
吸い込む息の力で吸い上げたりします。
直ぐ飽きましたが、思い直して頑張ります。

10時頃、外科の回診が有ります。
「今日の手術、頑張りましょう!」と、
ドクター達に言われます。
わー、とうとう来たかと、感じです。
シャワーが有ります。しっかり洗います。
三日は御風呂に入れませんね。
11時に成ると、おへその掃除に来ます。
おへその下も切るので、ゴマを取ります。
「おへそ綺麗」と、言われます。
昨日もたっぷり洗いましたし。ゴマは有りません。

麻酔科の回診が有ります。
「全身麻酔でします」
準備に三十分、手術が二時間、終って三十分、
「三時間眠ってもらいます」と、説明が有ります。

ナースさんが来て、「ご免よ」と、言いつつ、
無理矢理、鼻から胃までチューブを突っ込まれます。
いてててて、ぐえぐえですが、許してくれません。
「ごっくんして」と、言いますが。げしたいです。
チューブが胃まで届くと、
ポンプで胃の中の残留物を吸いだします。
あ!手術もしてないのに、もうくたくたです。

そして上だけですが裸にされ、
紙の手術着に着替えます。
腕輪の識別バーコードを確認して点滴が始まります。
オペがま近です。身震いです。

昼が過ぎると、隣のばぁちゃんと、
あのテレビ番組をを見て、此の頃 優しくなった
本家の叔父さんも来てくれます。
「時間です」と、午後二時前にナースのお姉さんに
点滴スタンドを押してもらいながら、
皆で手術室に向かいます。手術室のドアを入る時、
「がんばれよ!」と、本家の叔父さんが大きな声で、
励ましてくれます。お前に頑張れ!と、
言っても仕方が無いが、と、後でもごもご言ってます・・
そうです「ドクターガンバレ」です。

手術が2時間も延長で・・

手術室に入ると
手術場のナースさんに引き継がれます。
常に腕にはめている認識番号を確認です。
そうそう、取り間違い手術事件も有りましたね。

手術台に寝かされます。
ペリーッ!と、紙の手術着の胸を大きく破られます。
心電図のチップが胸に留められます。
横では、麻酔科のドクターさんが
麻酔薬の指示を出してます。
あっち、こっちで世話しなく動く気配がします。
手術台が狭いので手を留めます。足も留めます。と、
手術台に括られてしまいます。
万事休す!もう逃げられない!と、思った
其の瞬間から僕は意識が有りません。

ぱっと明るく成ったような気がして、目覚めます。
「手術終わりました」と、ナースさんが。言ってます。
「今、午後七時です)と、告げられます。
えっ!五時に終わる予定では??
そんな事を思った瞬間、全身が激痛につつまれます。
麻酔から覚めた時は、痛みも無かったのですが・・・
どんどん、どんどんと、痛みが折り重なって来ます。

紙の手術着では無く布の寝巻きに成ってます。
パンツは脱がされ紙おむつに成ってます。
知らない間にあれこれされてます。
病室に帰ります。
「心配したよ。幾ら待っても帰らないから?」
「六時に成っても帰らないから、どうなってるだろう?と、思ったよ」と、隣のばぁちゃんが
不安だった二時間を話しています。
全身麻酔は初めてです。其の侭覚めなかったら
どうしよう?など手術前に言ったりしてました。
結局三時間の手術の予定が
五時間も掛かって仕舞ったのです。

腹をカッターナイフでめちゃくちゃに切り刻まれた様に
あっちもこっちもザクザクと、痛みます。
痛み止めの筋肉注射を打たれます。
全然利きません。
全身に油汗がどーっと噴出します。
寝巻きが夕立に合った様に、びょしょびしょです。

入院です。

手術日前日の午後入院です。
手術をしたら3日は入浴が出来ないし、
手術の時、体が汚れていてはいけません。
昨夜のお風呂も丹念に洗います。
入院準備が出来て、今朝ももう一度入ります。
つるつるのお腹が切られるのだと思うと、
ちょっと、お腹やおヘソが愛しくなって、
石鹸をたっぷり泡立てて、優しく撫でます。

さぁ!さっぱりして入院です。
一旦、部屋に入ちます。
トイレ付きの部屋をお願いしていたので、
トイレに、冷蔵庫、流しも付いて、
ビジネスホテルの様で広々してます。
南向きの広い窓が明るく部屋に光を取り込んでます。
「綺麗な部屋だね」と、言ってしまったら、
「見えない人は良いね」と、
付き添いで来た、隣のばぁちゃんが言います。ハテ?

執刀ドクターからの、手術の説明が有ります。
手術の効果とリスクを話されます。
本当に手術はすべきでしょうか。
「ごめんなさい」と言って逃げ帰るべきでしょうか?

トレ君のお里帰り!

・トレ君が居ないので、
夜に成ると、広いアトリエが洞窟の様!
暗く、静まり返って、不気味ささえ感じます。

僕が入院、手術をするので、
トレ君をPWさんに、お預かりをお願いします。
トレ君が一歳まで育ったお家です。
ひさびさのお里帰り”と、言う事です。

トレ君は何処に居てもマイペースですが、
残された僕は そうは行きません。
先ず、朝の散歩です。
一人じゃ面倒いからやめようかな!と、
布団から出るのを渋ってしまいます。
一人歩きは、心もとない事しきりです。

トレ君と一緒に居ても、大して
何をしているって事は無いのです。
でも広いアトリエも支配していて、
部屋が息吹を感じます。
ぼりぼり掻いてたり、あくびをしてたり、
鼻を鳴らしていたり、そんな事だけで、
部屋全体が生きているのです。
夜になると、なおさらです。
赤ん坊の様に手足をちょっと動かす気配とか、
寝返りしている音などが、
闇を優しくしています。

様子の分からない病院で一人で居るのは嫌ですね。
先日の様子だと、トレ君も一緒に
入院出来る感じだったけど、
此の前は白内障の手術です。
体は動かす事が出来ました。
今回は全身麻酔の手術だから、
一日は動けないでしょう?

やっぱり、トレ君はPWさん所でしょう。
元気でパピー兄妹と仲良くしれると、メールが来ます。
犬の気持ちって分からないけど。
こどもが外に預けられた時、空元気をだして、
明るく遊んだりするって事ありますよね。
それは、僕の希望でしょうか?

早く、治おさなければ!!

トレ君の病院デビュー

入院前の検査が有って、中央病院に行きます。
今日はトレ君と一緒です。
この前は一人で行って、皆さんをがっかりさせます。

案内係りの女性が 「ハンサムでしょう!」と、
自分の彼を自慢する様に言いながら、
検査室の窓口に取り次いでいます。
「賢そう!」と、検査室のナースさんもうっとりです。

「では、どうぞ」と、呼ばれます。
トレ君は如何したものかと思っていると、
「一緒にどうぞ」と、入れてくれます。

先ず呼吸の検査です。
吸って、吐いて、吐いて吸って。
わっ、頭くらくらです。
トレ君は物珍しそうに見ています。
次は、椅子を変えて、血液けんさです。
耳を切って止血の速度を見ます。
そして、腕から採血です。
トレ君はあっち向いてます。注射器が怖いですか?

そして採尿です。
トレ君はトイレの前で待機です。
ナースさんに取り囲まれて、ハーレム常態、
ちやほや言われてます。

ぐーっと回って、最後にドクターの診察です。
トレ君、何処に居ますか?と、思っていたら、
ここでも「一緒にどうぞ」と、言ってくれます。
問診中の僕の横でトレ君は静かにシットです。
「おとなしいね」と、ドクターさんに褒められます。
次はベットに横たえられて、お腹の診断です。
トレ君はびっくり、おとなしくして居たのに「大丈夫!」と
突然飛び起き顔を突っ込んで来ます。

皆さんに暖かく見守られて、
トレ君の病院デビューは。終わります。

見えないんだぁー!

・入野海岸、見ました。けっこうコマ目に動いてましたね。でも、あんなに目が見えなくなってるとは知りませんでしたよ。
しっかり頑張って生きてちょ!笑顔は前と変わらないし、トレイスにもヨロシク!という私も、目のピントが合いにくくなってきて、
遠くも近くもボケてます。頭も多少。歩けるうちに東京へおいでなさいまし!!(デザイナー)

・ワン吉さんの「日本巡礼、入野海岸」は結局録画できず残念至極でした。

NHKのホームページから情報を見つけたので掲載しました。ワン吉さんのブログにもたくさんのコメントがあったようですね。トレイス君が来てからも何度かお家に伺いましたがあれほど深刻な病気だとは全く気づけなくて、コーヒーなんかを入れていただいたりしてました・・・。 (ディレクター)

・タイトルがほんま えーですね。
 
・お父上との出会い
思い出せば、中学3年の時に体育倉庫で棒高トビの道具を仕舞いしよって二階から落下、そのまま中央病院に入院しました。
 
ベットの隣は、俳優の志村喬さんに似た怖そうなおじさん。
うちのドラ息子が、フランスに住んでて絵を描いとるんじゃ、今はエジプトかいのぉ〜。

 
その時、お見舞いに石鎚山の写真を持って にぎやかに現れたんが、今回の主役の ワン吉さん どした。
あれから、40年近いんですねーー。 ドひゃーーーー(>Q<; (ウエブ デザイナー)