月別アーカイブ: 2012年12月

肉球が冷える・・!

トレ君の毛の生えてないところと言えば
鼻の頭と下腹と肉球です。
やっぱり毛が無いと冷えるのでしょうか?
ちょっと失礼して
アルマジロのように丸まったトレ君を
首の所から手を入れて分解してみると・・
顎の下に前足 後ろ足 鼻の頭と
全部突っ込んでます。
我らが寒いと脇の下に手を突っ込み
首をすくめているのと同じ恰好です。

 で よくよく触って見ると
前足 後ろ足の肉球を全て上に向け
顎や首の温かな毛に埋まるようにしています。
トレ君の首の周りは皮がだぶだぶ
長めの柔らかい毛がふわふわ・・
自前で上質なアルパカのマフラーを巻いてます。
うむうむ温かそうー
そして尻尾の先で鼻の頭を覆っています。

人生 三分の一は ベットの中で・・

 余りに寒いのでスーパー非難して来ました。
暑いに着け 寒いにつけ スーパーの休憩室で
チちょっとの間 のんびりして来ます。
 日曜だと言うのに大した人出ではないですね
寒いから家にすっこんでいるのでしょうか?

 我が家では寝室 六畳間だけが天井が在って
エアコンも効きやすいので
どうしょうも無い時は昼間でも此処に避難です。
一日の三分の一以上ベットの上で過ごす事になる!
そう思ったので、最近 寝具は少し良い者を買うことに・・
テレビも大型に変えました。
 折角 テレビを大きくしましたが・・
ほとんど画面が見えず目を瞑って
聞くだけに成ってます。
そして目を瞑っていると眠って仕舞います。

 ではではと プレクストーク・リンクポケットなる物で
サピエ図書を引き出して聞いてます。
此れだとベットに潜り込んで楽しめます。

 だがだが 昨日から失敗続き・・
面白い本に出合えません。
此の前 偶然引き出した鬼平シリーズが面白かったので
以前 読むことの無かった時代小説 捕り物物を・・と
つぎつぎ引き出してみたが・・
どれもこれももう一つでした。

北風ピューピューの日曜日

 夜明けの散歩の時は其れほどでも無かったが・・
朝食が終わった頃から北風が強くなって
外ではピューっと電線が鳴ってます。

 我が家は打ちっ放しのコンクリート造り
天井が無く吹き抜けてます。
其の上 カーテンも絨毯も有りません。
エアコンもなかなか利かず・・
部屋の中でも耳に霜焼けが出来ます。
 パソコンを打つ手も凍えるので
指先なし手袋を着けて 今キーボードを叩いてます。

 頭にはフリースの帽子、首にネックウォーマー
膝掛けを肩から掛けて、
足首にも毛糸のレグウォーマー
厚めのスリッパ・・という
西洋のバァさんか魔女の様な恰好です。

 今年の冬はずーっと寒いんでしょうかね・・
あっ!そうだ
トレ君の露天風呂の水栓にカバーしとかねば・・
一昨年か凍って吹っ飛んで・・
かなり修繕費掛りました。

 トレ君はこれでもか・・ってほどに
真ん丸に丸まって寝てばかりです。

 蔵や門の取り払われた隣りのお屋敷は
寒々とした瓦礫の山になってて
今日の気候にマッチして ぞっく としました。

何処からも見える!

 我が家の門先を出ると・・
お屋敷の蔵が目前に立ちはだかって
空の三分の二も隠していたのですが・・
今日は白く光る空が開けて居ます。
お屋敷の存在感を無く成って 改めて実感です。

 僕の幼い頃は
一握りほどの村落が点在し
其処に一軒 地主さんの屋敷が
西洋の村落に教会が一際大きく存在していた様に
在ったものです。

 僕は出かけた時
かなり遠くからも我が村の其の屋敷が
見止める事が出来・・
あーぁ あの隣りが我が家だと
何だか頼もしく思えたりしました。
其れが此処 にさん日で失ってしまいました。

 此れからは大型スーパーが
我が家の目印になります。

昔の村落に・・

 我が家は昔からの村落の中に在ります。
周りが変わっていくのに取り残され・・
未だに家の前までタクシーは入ってくれません。
雨の日や 夜は困ります。
 それでも昔に比べて道幅は
少しづつ広く成ったのです。
 僕の子供の頃は芝車(大八車)が
やっと通れるだけの細い道でした。
我が家は 父が分家で
田んぼに囲まれた土地に新築でした、
春から夏にかけては水田から漏れる水で
道は何時もぬかるんでましたね。

 此の頃は農家で稲を作る人はいなくなり・・
納屋や菜園を新地にして、新築したり
分譲したりで だいぶ様子が変わってきました・・が
車の進入経路には苦労しています。
 人口は其れほど増えないのに・・
家と車はどんどん増えてます。
 新家(しんや)!と呼ばれていた我が家が古い方から
数えた方が早くなってしまいました。

 わが町 一番のお屋敷の蔵が壊され
今日は塀とご門も無くなっていました。
明治 大正 昭和がどんどん失われて行くようです。

最後の蔵

 このところの風ですっかり木々の葉を
落としてしまいました。
我が家のデッキにも
黄色い銀杏の葉が舞い散って吹き溜ってます。
庭はすっかり冬景色です。

 我が町に高速道路が出来
大型スーパーが進出して来てから
急激に辺りの様相が変わってしまいます。
どんどん田畑が無くなって
郊外店が立ち並び・・
分譲された土地には無味乾燥の
メーカーハウスが立ち並びます。
もう 怪しげな妖怪話も聞けません。

 近所の爺ちゃん 婆ちゃんが居た頃に
もっともっと話を聞いて
書き留めて置けばよかった!と思うばかりです。

 我が家の出た角に
大きなお屋敷が在ります。
本家の方は先年 取り壊され
もう何軒もの新しい家が建っています。
分家さんも取り壊し分譲される事になって
昨日から工事が始まりました。
 我が家の位置を知らせる時、タクシーを呼ぶ時、
Hさん宅の蔵の所で!と言ってました。
そんなシンボルの蔵も無くなってしまいます。

女郎箱池

 村境の無縁墓地の奥まった所に
雑木に覆われた不気味な 
そして女郎箱池と言う奇妙な名前の池が在ります。
 その池はあまり大きくは有りませんが・・
大蛇が住んでいる!と言われています。
よほど深いか地底で何処かに繋がっているのでしょうか?

 昔 其の大蛇が池を跨る様に
這っている所を目にした人は・・
其の夜 ガタガタと震えだし
四十度の高熱に魘されたのだと・・

 今は此の辺りもバイパスが抜けて
雑木林も切り開かれ 明るく成って
おぞましい感じが薄れてしまいました。 

人霊魂に追い駆けられた・・

 ちょっと不気味な体験のおついたち参りで思い出した
此の辺りの まだまだ化け物が生きてた頃の話です。

 隣り村との境に川が流れています。
其処に架かる橋が村境です。
昔は其の辺り行き倒れる人があったそうです。
橋の下にすむ乞食も居たそうです。
橋の真ん中のどっち側で死んでいたかが問題です。
死んでいた側の村で葬儀を出さねば成りません。
自分の側で行き倒れてる死体を見つけると
そーっと引っ張って隣の村の側に移すのだそうです、
 其の川原沿いにひっそりと無縁仏の墓が
人の形にこんもりと土が・・・
何だか暗い空気が澱んでいます。

 我が母が隣町までお使いに行った帰りです。
其の橋の辺りで日暮れて仕舞いました。
すると突然 隣町に浮かんだ人魂?が
凄い勢いで追い駆けて来たのだそうです。
母は必死で逃げ、
我が村の人家が点在する辺りで
人魂も消えたとか・・・

蛙合戦

 此の神社の周辺からは
古墳後期時代の遺物が出土します。
昔 流された皇子の大きな古墳が
山の手には在ります。

 神社を過ぎると 広く田畑が広がります。
昔 其処で南北に分かれて蛙合戦があり
おびただしい蛙の死骸が散らばり
悲惨な情景が在ったと聞きます。
 もしかしたら本当の戦争が有ったのかも・・
田んぼの真ん中に 大きなお塚さんが
点在してたりしました。

 田んぼには何処も肥溜めが在って
近くの地主さん所の男しさんが
お使いに出て帰らないので探していると
あー良い湯だ!と肥溜めに入って居た
など 狸に化かされた話も残っています。

おついたち・・

 今日から12月です。
毎月ついたち(1日)にはお宮とお寺にお参りします。
と、言っても、毎日の散歩コースにも
お宮とお寺は通ります。
しかし 普段は鳥居や門前で頭を下げるだけです。
 お一日にはお賽銭を用意して
神殿 本殿の前でのお参りです。

 今日もトレ君と出かけます。
7時に近い時間に成っても大して明るく成りません。
それに風がざわざわ吹いてます。
朝は止めにして昼にでもいこうか?

 それでも頑張って神社へ・・
樹齢何百年かの大きな樹が
覆いかぶさるように繁った境内は
まだまだ暗く、時折吹く風が
不気味に枝をざわめかせています。
わーっ 恐い! 腰が引けます。

 夏は六時頃の参拝でしたが・・
おついたちには何人かの参拝の人も居て
もう明るかったので何ともなかったのですが・・