ギャラリー展も終わって・・・ 今週は 助手の先生による キャンバス造りです。 適当な大きさを選んで ドンゴロス麻布を切ってもらいます。 それを 木枠に軽く刈り止めをして 電気コンロの上で ぐつぐつと煮立っている膠を ボールにもらって 塗っていきます。 ものすごい 匂いです。
木枠のドンゴロスを もう一度しっかりと 木枠に張り直し 布がしっかりとするまで 乾かしては 何度か塗り直し 乾かします。 ドンゴロスが 荒いためか 売られているような しっかりしたきょんバスにはなりません が この粗っぽさも またいいかと 乾くまで 窓辺で 新鮮な空気を吸います。 その手作りキャンバスで 次の日から 制作です。 パリに来て 初めての対策に 取り組むのです。
でも このぼこぼことした感じにはなじめず 次の展覧会に出す もう一点は 厚紙のカルトンにに しようかと思うところです。
このアトリエに入ってすぐ見た あのルオーの挑戦的な態度が忘れられず その気持ちで 2点の作品を 乗り切れない感は残りますが なんとか 仕上げ 予定していた ル サロんに出品しました。
月別アーカイブ: 2023年6月
夕ドラー13
今日も 出かけるぞと Y教授から声がかかります。 パリの地理に不案内な ニッポン人 僕は 車に乗せてもらっています。 何処かへ行くといったけど 何処かが聞 き取れません。 車はルーブルも通り越して シャンゼリゼの先で 左に回ります。 こんなところに美術館は在るのでしょうか?
到着したところは ふファッションブランドノメゾンです。 まさか 洋服を買いに来たわけではないでしょう!? 洋服を並べられた 店内は見向きもせず 2回に 上がります。 店舗以上に ゴージャス間の溢れる部屋に入ります。
テレビで見たことがありますが セレブな顧客が来た時には 子此方に通して 客の好みそうな洋服を ハウスマヌカンたちが 次々と披露し あれも これもと 買わせる場所でした。 あ こんな 派したない言葉を言ってはいけません 貧乏人のヒガミです。 このホールを見えただけでも 儲けものですよ! その上品なホールに 壁面をめぐらし 後期印象派風の絵画が並べられています。
これ 俺の親父の絵何だ!と言います。 へー お父さんも画家だったんだ! Y教授は おぼっちゃまです!
我々は 勝手なことを言いながら 見て回ります。 教授は ちょっと照れた顔です。
このような ゴージャスなしつらえの中で 印象派の絵を見ていると つい 買いたくなっちゃうんだろうな わんわん
夕ドラー12
次の日 教室に入ると 世話役の女性が近づいて機て 今日 貴方 ギャラリーの受付をしなさいよ と言います。 そして 一緒にギャラリーに行って 色々と受付の心得を教えられます。 その中に もし 展示のさくひんが欲しいという 問い合わせがあったら 此処に電話して と言って メモなどを置いて 教室へ帰ってしまいます。 えー 50年以上も前の事 まだ 携帯電話も在りません。 僕のフランス語では 電話で伝えられる能力はありませんぞ! まあ 如何にでもなれ!と ギャラリーの中をうろうろ みんなの作品を 眺めまわしてますと Y教授が現れます。 そうだ 今日はアトリエに 教授の来る日です。 教室に行く前に 立ち寄ったのです。
お前ひとりか と訪ねてきます。 はい と答え 困り顔をしていると フランス語の堪能な 一郎君が入ってきます。 何故 こいつが一人で受付をやっているのか?と 言葉もできない 奴が一人では どうにもならんだろう というようなことを言ってるようです。 一郎君は 彼がやるというから任せたのだ!と応えています。 え 強制的にやらせられてるんだけどね!
まあ そんなこともありましたが 一週間後 我がクラスの展覧会は 終わりました。 遊学のじぶんにとっては いい経験になりました。 ちょっと アトリエないがぎくしゃくしましたが 僕はこれから 出品したい展覧会が続くので 自由に使える 広い空間の このアトリエを手放すことは出来ません。 感情を隠して 毎日通います。 そして それからも 教授の おーい ニッポン人 だれそれの個展を見に行くぞ と 言う誘いも 変わらず続きます。
夕ドラー11
クラスのみんなで 展覧会のポスターを作った 次の日 Y教授がやってきて ポスターを眺めて お これ 悪くないぞと 僕の作品が真ん中になった 一枚を選んで みんなに見せてます。 みんなの絵は 線描でしたが 僕はシルエットで 表現していて レイアウトが目立っていましたが・・・
そして ギャラリーにさくひんを展示する日です。 ギャラリーは 住居を改装したリビングの安らぎえお感じる部屋が 最初の部屋です。 その部屋の暖炉の上に 僕の作品が飾られました。 いい感じです。
しかし 次の日 ギャラリーをのぞいてみると 僕の絵が そこにはなくなって 目立たない 壁面に 移されていました。