ちりいそぐはな!

隣りのばぁちゃんが、
お友だちから たしっぽ”をもらったと、
其れを炒めてお裾分けが有ります。

土筆が出て、桜が咲くと タシッポの季節です。
お爺ちゃんが生きてた頃は、
4月に成ると毎週、山に出掛け、
タシッポを沢山折って来ます。
そして、せっせと皮を剥いて、炒めて食べます。

肉やベーコンと塩コショウで炒めたり、
牛肉で鋤焼きの様にして食べます。
桜前線と共に、タシッポの生えている所は
山を登っていきます。
お爺ちゃんは其れを追っかけて山を登って行きます。
隣りのばぁちゃんからのタシッポは美味しかったけど、
お爺ちゃんと食べたダイナミックなタシッポ料理が
懐かしく思い出されます。

今日は、急に暑くなって、強い南風です。
満開に咲いた桜がさーっと花弁を散らせています。
タシッポ前線も一気に山を駆け登るのでしょうか?