エネルギーアート

 山の中の美術館に行きます。
美術館は山なりに上に上にと続き
登り窯の様な感じです。
館内には巨大な作品が所狭しと並べられて在り、
作品の一部が通路にも飛び出しています。
ランダムに切り取られた高窓の日の光が
露わな天井の木組みに陰影を作り、
まるで恐竜の体内を探検している様です。

 入り口辺りには造形作家の館長さんの作品が並び、
途中には今回 特別展示の
赤いマフラーと着物姿でテレビでお馴染みの
鉄骨作品で有名な篠原勝之さんと
コラボした作品も在ります。

 奥の部屋には館長さんの交流が有った作家さんの
作品郡が飾られています。
美術館も作品もまだまだ増殖しています。
一番奥から外に出ると、館長さんの住居部分が在って
庭にも作品が置かれています。

庭には谷川のせせらぎの音が響いて、
爽やかな風が吹き渡り
谷に下りる道は大きな木の新緑が目に優しく
巨大なアートに圧倒されていた気持ちが安らぎます。
入り口の所のカフェ出コーヒーを頂きます。
其処に館長さんが出て来られて、
「良く来たね!良く来たね!」と、
トレ君の頭を何度も何度も撫でてます。
ダイナミックな作品に反して、
好好爺の様な小柄な方です。
カフェのママさんが僕らを記念撮影してくれました。