○友人から感想
最後の映像で、賽の河原がでてきましたが、
不思議な光景でした。
誰が石を積むのか?
もしかすると、
あの地域の遭難した漁師さんの霊を弔う場所になっているのかもしれないと、
勝手に想像しました。
君が奥尻島の賽の河原をリクエストしてくれたことは、
多くの人々にその存在を知らせるだけでなく、
その場所が、人間にとって何か深くて重い意味のある場所であることを知らせてくれました。
辞書によると、賽の河原は、冥土の三途の川にあって、父母を亡くした子どもの亡者が、
父母の死を弔おうとして川原の石を積むけれど、鬼が来て、積み上げた石を次々に崩していく。
いくら積んでもすぐに崩される。頑張っても頑張っても何も役に立たないむなしい状況のこと。
のような解説がありました。
心に残る映像でした。
ーーと、友人からの感想を頂きました。
僕の記憶の賽の河原は、父母に先立ち死亡した子供が其の親不孝の報いで苦を受ける場と、聞いています。
子供達は「ひとつ積んでは父の為、ふたつ積んでは母の為」と、一晩か過って石の塔を積み上げます。すると朝方、鬼が来て其の塔を崩してしまうのです。
鬼から逃げ惑う子供達は地蔵菩薩の衣の裾に逃げ隠れます。
そんな子供を哀れんで、現世で子供の為に石を積んでやる場所が、各地に在る賽の河原だそうです。
お地蔵さんも奉られて居たりします。