ヴェローナは田舎風

 11‐ 地震が有ったんだ!
 ローマのコロッセオに次ぐ規模の円形闘技場
アレーナに一旦地下に潜って入ります。
 二千年も前の建造物はかなり地下に沈んでいます。
石造りの観客席にでると、随分高く、かなり広いです。
すり鉢状の底から、突然コーラスの声が響いて来ます。
講演では無く、多分 観光グループが此の響きの良い
アレーナで是非 歌ってみようとした様です。
でもかなり本格的なドイツ語の歌です。
我らも凄く得した気分で盛大な拍手を贈ります。
 今年の夏にはオペラ 蝶々婦人が上演されたとか・・
 イタリア南部にも時々大地震があり、
アレーナもかなりの被害に合っているとか!

 午後のヴェローナはかなり暑い!二十五℃は超えている!
今年は異常気象だと、ミケランジェロさんが言ってます。
我らは冬の国に向かうので皆さん概して厚着です。
暑い!暑いと言いつつバスに戻ります。
僕はミケランジェロさんの手引きで歩きます。
街の様子や建物の説明をしてくれます。
 ヴェローナは車も多く繁華なところです。
ミケランジェロさんは大阪の大学へ留学していたとかで
ちょっと関西訛りの日本語です。

 今夜はヴェローナ郊外の小さなホテルです。
夕食は牛の何とか?でしたが、
あれは豚肉だ!と、皆が言います。
筋の無い柔らかい肉で、小さく切られていて食べやすかった!
ホテルも小さいがバスルームもバスタブも小さいです。
シャワーの水を外に散らさない様、シャワーカーテンを
バスタブに張り付けて使います。
成功、成功!洪水に成らずに済みます。

 ホテルはブドウ畑や農園に囲まれてあります。
朝は新鮮な野菜サラダが頂けます。
び、びっくり、其のサラダのキュウリは一本を四つ切にして
ウィンナーの様にごろごろとお皿に乗っています。
トマトだって皮の堅い田舎風で有ります。