氷河期は書くも有り何!

  20-旅のクライマックス
 
 氷河鉄道は行きます。
鉄道フアン、いわゆる鉄ちゃんの自主的さんは大はしゃぎ、
鉄道写真を撮るのは撮り鉄ちゃん、
取り合えず列車に乗りまくるのが乗り鉄ちゃん!と、皆さんに説明
では自主的さんは?自分は特にこだわらない!何でもそこそこと答えです。
じゃぁ くず鉄ちゃんだね!と、命名して上げます!

 スイスの山は平地からどーんと岩の塊のように聳えてます。
そんな塊がごろごろと在る感じです。
未だ雪は降り止まないので、氷河散策は見合わせです。
ディアヴォレッツァ駅に行き、
ロープウェーに乗って二千九百八十四メートルの
ディアヴォレッツァ展望台に登ります。
急勾配の山肌、岸壁に沿うようにロープウェーは登ります。
雪が止み薄日が差し始め、聳え立つ山々が迫る様に見えて来ます。
ロープウェーは僅かな時間で千メートルを駆け上り、展望台に到着です。

 あんがい寒くないね!三千メートル近い、
雪と氷の山の展望台にっ立った我らの第一声です。
四千メートル級の雪も取り付け無い岩肌を晴らした山々が
目前に聳え立っています。
其の山裾は また千メートルも
地の底に滑り落ちるように
窪みの様な湖面に吸い込まれるように雪崩落ちてます。
氷河期って正にこんな景色だったんでしょうか?
でも何故か吹き降ろす風も、吹き上げる風も無く穏やかです。
もやも薄れて頂きがくっきりと見え始め、
我らのはぱしぱしと撮影タイムです。