トレ君の奇跡‐2

  2-腫瘍は取ります。取れば治ります。

 あっ!直ぐ後で思ったのですが、
細胞検査だけでも受けていればよかったかと・・・

 トレ君はそのまま、僕の旅行の為、PWさんにお預かりです。
PWさんはジョイ君の掛かり付けに獣医さんに
トレ君を診て貰ってくれます。
取れば治るから!と、お預かりの間に手術して貰う事に成ります。
 トレ君の湿疹は錠剤ほどの小さな小さな腫瘍です。
ちょっとメスを入れて抉れば取れそうな感じもします。

 僕も若い時、首筋に出来た脂肪腫を取った事が有ります。
本当に簡単な手術で傷も小さかったです。
あの僕の脂肪腫に比べればトレ君の腫瘍は十分の一ほどです。
トレ君の手術は簡単なもんだろう。
僕が旅行から帰る頃には元気に成っているだろう!と、思う反面
PWさんから腫瘍の説明が無かった事を思うと、
もしかして皮膚癌ではなかろうか?と、不安も感じます。
PWさんは旅行前の僕の事を思って、きっと
取れば治るから!と、だけしか言わなかったのでしょう。

 術前の薬を飲み始めたが、変わらずトレ君は元気です。と、
パピママさんからメールが来ます。
手術は僕の帰国の日に決まります。
何か有れば飛んで行けます。
不安な気持ちを打ち消して、
十月五日、薄情にも僕は旅にでます。