父が逝って 数年して愛犬ダン吉も死に
たった一人きりに成った寂しさの上に、
視力の悪化、体調の悪さが重なります。
そんな時 盲導犬の事を思います。
歩行や生活のパートナーが居てくれれば!と・・
盲導犬は申請を始め 三年待って、
丁度60才に成ったばかりの
未だ春浅い頃、トレイスが我が家ににやってきます。
盲導犬と暮す事は、犬好きなな僕はとても楽しみでしたが
ちゃんと生き物の盲導犬を世話出来るか?
病気の時の対応が出来るか?何かと不安もあります。
盲導犬共同訓練は年の明けたばかりの
1月8日〜2月に掛けての一ヶ月間です。
真冬の山の中の訓練所での生活に耐えれるのか?
厳しい訓練に着いて行けるのか?と、
周りの人が心配して言います。
訓練所に入って講義など有り、
三日目に僕のパートナーとして
トレイスが紹介されます。
そして僕の60才の挑戦が始まります。
トレイスとの出会いは
とても感動的!と、言う訳では有りませんでしたが、
二日目の朝、冷たい鼻先でツンツンと僕の顔を突いて
起こしに来ます。
其の時 あー家族が出来たんだ!と、思うと共に
かけがいの無い存在として強く意識しましす。