分解したカバン

 高校は手提げのカバンです。
サラリーマンなんかも持ってるような留め金着きの
かっちとしたカバンです。
急に大人に成った気分でしょうか?

 僕は もう亡くなっていましたが・・
父の兄 叔父のカバンを貰って
叔父は 戦前戦後村会議員なんかしてましたので
田舎の百姓だったけど・・そんなカバンを
持ってたのでしょう。
なかなか風格の有る 立派なカバンです。
皆の新品のカバンより味が有り満足です。

 しかし ある時 一箇所がほころび始め・・
ある日 突然に全体の糸が切れ
カバンが分解 平面図形になってしまいます。
 随分使ってなくって 糸が朽ちてたのでしょう・・
教科書の重みに耐えられ無く成ってたです。
でも 其の見事な分解振りには驚き!!!

 其の時 一緒に貰った皮のトランク!
其れは 暫く油絵の具の絵の具箱にしてました。が
いろいろ骨董店で見る どのトランクよりも
確りしているのに気付き・・
絵の具で汚してしまうのには勿体無いと・・
ワックスで磨いて 大事に取って在ります。
其の事からも 叔父はなかなか
趣味の良い人だったんですね!