少女はマリア 母はトド

16・27日夜 バスの旅のつれづれに・・
 何処だったか忘れたけど
バスの休憩所に はいシワ伸ばし!と言って
入ると直ぐ 変な日本語を操りながら
ハンドクリームを手に塗ってくれる 奇策な
オジサン店員の居る雑貨屋さんが在ります。
オリーブ石鹸 一個で三ユーロ 二個で五ユーロ
と、買わないと損だよ!ってささやきます。
皆さん つい 手が出てます。
三個で五ユーロ と言ってみたが・・無視されます。

 最後の目的地に向けてバスは行きます。
時間つぶしは現地ガイドさんの話です。
スペイン人の奥さんは九十キロも有る!と言ってます。
そうです。スペイン女性は太るのです。
また四十数年前の単独旅行の時ですが・・
道端でスケッチをしていると たくさん子供が集まってきます。
しめしめと 可愛い女の子もスケッチです。すると
あっちの家からも こっちの家からも
うちの娘を描いてくれ!と 可憐な少女を攣れたオバサンが出てくるのです。
どの子も ラファエルのマリア様の様に清純な乙女です。
でも その厚かましい 太ったオバサンは この子らのママ あーぁ
何を食べて 如何すればこんなに成ってしまうのです?
現地ガイドさんはママさんを見ないで結婚して 今の結果を嘆いているのです。
文句を言ったら 十キロやせたそうですが・・十キロじゃね!

 バスは ひた走り 
知らないうちに 国境を超えポルトガルです。
またまた遅くなって リスボン到着
ホテルの部屋に入る間も無く 夕食です。
今夜のメニューは ポルトガル風 海鮮おじやです。
日本の寄せ鍋の後の おじやに近い味
疲れた胃や体に ほんわかと沁みます。