近くに探しに来てくれているのに・・
見つけてもらえない!
市役所前の駐車場で遭難です。
途方に暮れていると
隣の駐車場に車が入り 誰か降りてます。
急いで すみません すみません!と
声を描けます。
目が悪くって 此の上から落ちて困っている!
誰か探しに来てくれているはずだが見えませんか!
と 聞きますが そんな時に 僕を呼ぶ声が聞こえません!
遭難って こんな状況で起こるのだ!と創造します。
福祉会館は直ぐだから!と その人は連れて行ってくれる!と
言って 崖を降りて来てくれます。
でも トレ君は その崖を降りません。
その人は また駐車場のフェンスを回って
トレ君を連れに行ってくれます。
トレ君は僕を崖から落とした!と 思っているのか
とてもしょんぼり しょげ返って居ます。
トレ君は悪いのではありません!
僕が焦って 手探りでフェンスを頼り
良く見得もしない目で 市役所の方向を
探していたのがいかんのです。
盲導犬を使う基本として 歩行は盲導犬に
全面的に預けなければいけなかったのです。
トレ君に任せていたら
絶対に崖から落ちることはなかったんです。
トレ君 御免です。
トレ君は危ない所では 体を全面に出し
鼻先を膝の辺りに当てて 危険を知らせてくれます。
道に迷った 僕は焦って先走ったのです。
かわいそうなトレ君は 其の後も 一日
がっくりと肩を落としたままです。