スーパードッグでは・・

 えーっ 盲導犬が来たのかい!
病院にも市役所にも連れてってくれるの
汽車にも載れるの
スーパーに行って 買い物も出来るのかい!
一緒に寝てるの とあれこれ
親戚の叔母たちは 嫁でも来た様な喜びようです。

 叔母たちの頭の中には
ロボットか 気立ての良い嫁さんが来て
何処でも案内してくれ スーパーで買い物をし
ご飯も作ってくれる
そんな イメージが浮かんでいる様です。
トレ君はスーパードッグではありませんよ!
安全な歩行を助けてくれるワンちゃんです。

 行きなれない所へ行くと 
時々 道を間違えて 庭や駐車場に
紛れ込んだりしてしまいます。
 もう トレ君 こんな所に来たじゃないか!
と言えば トレ君は
 何だよー ちゃんと指示を出しなよ!って
僕をにらんでいます。
 白杖を頼りに歩いて居る時だと
べそをかいて 其処に佇んでしまうのですが・・
トレ君といると 互いに罪をなすくり合い
何とか 道を見つけて 無事解決です。

 隣のベットから トレ君の スースーと寝息が聞こえます。
時々 ムニャムニャ寝言を言います。
ペチャペチャと足を舐めてます。
 足をふん図桁利すると ブーと鼻で文句を言います。
僕の 人生の嘆きを知ってか知らずか?
時々 大きなため息をもらします。
不平不満を言ったり要らぬ心配は無用
なんとかなるさ!と 言ってるんでしょうかね。
 独り住まいの我が家に 
もう一つの生命の息吹が生まれました。