苦言を・・

 昨日 共同訓練の同級生のMさん
パートナーのR君を引退させました。
 自分と相棒の老後を考えての決意です。
Mさんは二頭目の申請をしないそうです。

 今日の電話で泣いてます。
二頭目の申請を薦めたが・・
R君に帰って来てほしい・・!と鳴きます。
トレ君を引退させた僕を薄情者と言います。

 これからMさんは さびしいだろうな!
何かにつけて思い出し 気配を感じて
もう手元に居ない事に 深い虚無感に襲われる
日々を過ごさねばなりません。

 僕は 未だに ピーちゃんをトレ君と呼んでしまいます。
退屈そうな顔 甘える顔 何かを訴える動作
思い出すと トレ君とのかけがえのない日々に
胸がつまります。
 
 あー Rを引退させるんじゃなかった!
と 今更のようにMさんは苦言を吐きます・・
盲導犬との生活は 家族とも ペットとも違う
特別な絆で結ばれている気が・・
互いに互いを思いやると言う事より
互いの命を預けています。

 新しい家庭での R君の生活が
元気で楽しい事を祈ります。
R君 我儘なMさんとの生活お疲れ様
Mさんも・・