寂しいだろうね!

 隣のばぁちゃんのお見舞いに
娘たちと行きます。
此の頃では 大きな目を開けて待っています。
僕が来たのや 娘たちが来たのが
判断できてるような気がします。

 しかし 麻痺している方の手は
どんどん萎縮して 筋肉も無く細く成ってます。
動かせていないと関節が固まってしまいそうですが・・
動かせるといたそうです。
 右手は 指までも動くのだが
動かせようとすると 緊張するのか
力を入れてしまって震えるのです。

 帰ろうとすると
ばぁちゃんは顔をしかめます。
完全看護ですが ずーっと付いてて上げると
精神の回復にも 機能回復にも
良いのかもしれません!

 我らの父は 末っ子の方だったせいか
甘えん坊のところが在って
ずーっと傍に居てくれ!と言うので
姉と僕は 後一ヶ月か 長くって三ヶ月
と言われた入院では 一日も休まず
四か月間に成りましたが 二人で見守りました。
最後の方では 姉の事も分らなくなりましたが・・
死の三日前には しっかりと認識できました。

 ばぁちゃんも 娘や息子に
しっかり見守って欲しいのかも知れない と
想うと可哀そうに成ります。
また来るからね!と振り切って
帰らざる得ません!