隣りのばぁちゃん闘病記‐5

手術の次の日はとても痛かった、て
昼ごはんは戻してしまった、と言ってます。
その後はじょじょに気分も良く成ってたのです。
でもそれから、右手が麻痺して
動かなくなり、「このまま死ぬのかな」と、
そんな不安と苦しみが押し寄せたのです。
血管に血の塊が詰まる、
エコノミー症候群に成ったのです。
ばぁちゃんは糖尿病があって、
血をさらさらにする薬を飲んでいたのです、
それを手術の為に止めていたからだそうです。
血の塊が心臓や脳の血管に刺さってしまうと、
本当に死んでしまうかも知れないのです。
今は血の塊を溶かす点滴をして、
だいぶ気分も良くなったと、やれやれです。

そんな時にです。
親族のオバさんから電話です。
「そんな病院に入れといて良いのか」
「もっとしっかりセカンドオピィニヨンすべきだ」
「周りに居る者は何をしてたんだ」
「都会の病院に掛かった方がいいから
来週話しに行く」と、騒ぎまくるのです。

此方は癌センターを信じ、
医師を信頼して治療を任せているのです。
「ばぁちゃんも来て欲しくないわ」と、言います。
大事な安静の時に波乱を起こさないで下さい。
このオバさん親族の癌なんです。