心配したよ!と、トレイス君

突然居なくなったので、心配していたトレイス君
「如何したの?」「何処へ行ってたの?」と、
病院から帰って来ると矢継ぎ早の質問です。
「痛いから静かにしてて」と、言っても
トレイス君は付いて回って離れてくれません。

右手が不自由で、口が半分しか使えません。
差し入れのチュウブの栄養食品を食べ、
痛み止めと化膿止めの薬を飲みます。
「ちょっと強めの薬だ」と、医師が言ってました。
「本当だ!」 飲んだとたん痛みが和らぎ
睡魔に襲われ、直ぐ深い眠りに入ります。

しかし眠りは続きません。
痛さで寝覚めてからは大変です。
落ちたときの衝撃でしょうか、
胸が圧迫されたように苦しいです。
それから、膝、肘、首と今まで痛くなかった
体のあっちこっちが痛く成ります。
誰かが言ってました
「年よりは今日より明日が痛いよ」と、
あー年寄りなんですね!次の日の朝
今まで痛くなかった左胸がきりきり痛みます。

次の日の朝です。急いで病院に行って
其方の胸もレントゲンを撮って貰います。
「あーあー、折れてるね」と、
コルセットの様な強力ベルトを巻かれます。