美術散歩ー青山

「国宝 重要文化財 展」12月6日 根津美術館  美しい庭が 紅葉の真っ盛り 日本の秋を引き立てる 美術館です。  個人収蔵の美術館に これほどの 国宝 文化財を有していることに 先ず驚きです。
 当時 日本の産業革命の中 成功を収めた 財閥が  各種分野 台頭し円熟していきます。 有り余る財産を趣味の世界に惜しげもなく 注ぎ込みで 競い合う好き者の出現です。  その有様は 正に戦国第観ようが 領地をわれの物にし 競い合った あの時代をほうふつとさせる物が在ります。  そこに茶道が介在し 茶道具に 惜しげもなく注ぎ込んだ 名品が集められています。 結根津美術館を筆頭にして 点在しています。 各地に 大名屋敷の天守閣のように  茶道具が権威を持つ世界ですから 今のわれらにとっては 工芸的趣が強く  古臭さがぬぐえません!?
 戦敗戦からの復興が目覚ましく 泡のごとく お金が沸き上がる バブルの時代を迎えます。  ここで 財閥が力を盛り返し また 新しい時代に進んでいきます。 企業の地下倉庫には 世界の現代アートが 買い集められている眠って!と言われていました。 残念なことに バブルが崩壊すると 一気に 手放していったそうです。  もし その作品が残っているとすれば ニューヨークのMOMAに負けない 現代アートの殿堂が 日本にも存在することになったかも 知れないと 思えます。
 今 IT企業が 幅を利かせ 君臨しています。  何処かの誰かが そちらに チ力をそそいではくれないものですかね!?
と 思いを 抱かせる根津美術館でした。ワン吉