つまづいたりするとま逆さまに落ちて仕舞いそう。
恐怖の階段をじわじわ降りて行きます。
「あっ、トレイス君 グッドです」
今日のトレイス君、ワン吉の様子をみながら、
丁寧に一段、一段 確実に下ろしてくれます。
途中から、緩やかだという事で裏階段に廻ります。
裏階段は緩やかですが、ランダムな階段です。
我ら見え無い者は、それもそれで大変です。
足でさぐりさぐり、おっかなびっくりで降りて行きます。
こちらでもトレイス君、とてもグッドです。
段差、段差で丁寧に止まって教えてくれます。
いつもの、ちょっとせっかちなトレイス君ではありません。
さっきの本堂でのお祈りが利いたのでしょうか???
厄をおとし、命を落とさず無事参拝を終えます。
お寺の直ぐ近くが道の駅です。
道の駅で昼ご飯を食べ、お土産を買います。
食堂に入ろうとすると「動物はこまります」と、
入り口でトレイス君は拒否されます。
「盲導犬なんですが」と、言っても
「毛が散るし」と、聞き入れてくれません。
如何したものだろうと、悲しくなりますね。
一難去って、また一難です。
仲間の皆さんはもう中に入ってしまってます。
そこに、その店の女主人が出てきて、
「隅の席で」と、無事案内してもらえます。
何とか昼ご飯に有りつけます。
道の駅には、足湯が在ります。
「うーん、気持ちがいい」
帰りの列車の時間までの暫く、
足湯に浸かり、階段で張った足を癒します。
地元の会員のTさんから、名物の干物を頂き
心も体もほんわかで、列車の人と成ります
これで絵費ツアーとおまけを終わります。