水不足から洪水へ

暫くすると、ドアの叩く音です。
「なんです」と、ドアを開けると、
女性がチョコレートを差し出しています。
何でだろう?何だろうと、如何わしいお姉さんですか?
それとも新興宗教の勧誘でしょうか?不信です。
尋ねても、「言葉分りません」と、言うばかりです。
果たして彼女達の正体は???

また暫くすると、ドアの叩く音です。
「夕食、如何します」と、今度は車椅子さんと、
弱視のお母さんです。
「トレイス君も寝かせちゃったし」と、出掛けるのは
もう面倒です。
帰りに水と、出来れば出良いのですがと、
サンドウィッチお願いします。

三十分ほどして、
「車椅子さんが頑張ってくれて」と、お母さんが言って、
水とジュースとサンドウィッチの包みを抱えて帰ってきます。
「あー!ありがとう!」
寝ていたトレイス君も大喜びで飛び起きてます。
ちょこっと車椅子さんと遊んで、また直ぐ寝ます。
「えー!其れだけ、車椅子さん物足りなさそうです。
トレイス君も疲れが出ていて、遊ぶより寝るを選びます。

またドアをノックです。添乗員さんです。
「水買ってきたよ」と、ペットボトル四本渡されます。
ちょっと、「えーっ!」です。水六本に成ってしまいます。
水不足から、洪水です。
ありがたいような!ありがた迷惑のような???