テレジーン・ナチス強制収容所

16日 今日はオプショナルツアーです。
プラハから北へ一時間ほど行った所の街テレジーン、
捕虜強制収容所跡を訪ねます。
建設当時はドイツからの進入を防ぐ砦であったが、
ナチスドイツの占領後、強制収容所として使われたのです。

バスを降りると凍えるような風が吹きつけ、
幾本かの枯れ木が立ち並ぶだけの
荒涼とした風景が、そこに広がっています。
大地は凍てついて、踏みしめるとバリバリと
砕ける音が響きます。
左手は川、右手は小高い丘にむかって
無数の墓石が置かれています。
二万数千個の人が葬られています。
墓石はミカン箱大の灰色の石に名前が刻まれて在るとか・・
しかし、過ぎ行く時代の中で今にも凍てつく大地に
沈み込んで仕舞いそうに見えます。

今行く所は小テレジーンで、
主に政治犯や思想犯が収容されていたのです。
レンガ造りの壁のトンネルを潜って入ります。
入ると直ぐ広い庭に出て、左手に大きな建物が在ります。
其処は管理棟で立派です。

そこでチェコ人のガイドさんが付きます。
背の高い痩せた青年です。
質素な身なり、青黒い顔色、彼自信が捕虜に見えます。
淡々と直立不動で収容所の悲しい歴史を話し始めます。
其れを日本人の現地ガイドさんが訳します。
暗い表情の現地ガイドさんもムードです。

中庭の門に「働けば自由になれる」と、
アーチ型にドイツ語で書かれています。
其の門から向こうは収容所です。
現実には此の門を入ったら、
生きて帰れる事は無かったのです。