お別れ会

「ホワイト クリスマスだな!」と、誰かが言いながら、
細かい雪の降るなかレストランへと急ぎます。
此の辺りは旧市街でしょうか?歴史的建物は無いけれど、
古いビルに商店が続いています。
何だか歩道も石畳でごろごろしています。
車椅子さんは運転大変でしょうね。
何ヶ所か、歩道を降りて車道を横断せねば成りません。
車椅子は段差の少ない所を探して
歩道の乗り降りをしなければ成りません。
添乗員さんも良い道を探して行かねばいけません。

「今夜は賑やかなビヤホールをオーダーしたの」と、
O女史は妙にはしゃいでいます。
「一般の人と混ざれる席はないの」と、
ビヤホールに入ると、用意された席にクレームです。
「生憎どこも予約で満席です」と、言われます。
ここはツアーの団体さんが来る店のようです。
前隣の団体さんは韓国?かなり盛り上ってます。

何故か僕の隣の席はO女史です。
今夜も何か起こらなければ良いですが?
先ずはビールで、全盲のお父さんの音頭で乾杯です。
雪の中、一生懸命歩いてきたので、
冷たいビールの一口が美味しいです。
メインディシュは牛肉の煮込みです。
肉は筋ほくって不味いです。
「パンいる?」と、O女史が言うので、
「はい」と、言って手を出すと、
「自分で取りなさい」と、言われます。
「え、えっ!」 パン何処です。
O女史はパンカゴを僕の目の前で振ってます。
む、む、む、むっ、!