トイレ一人旅!

「盲導犬と行く ドイツ・チェコのクリスマス」と、
頭に書いたパンフレットで募集したツアーです。
何故O女史ファミリーは盲導犬に配慮もせず苛立つのです。

空港ロビーに入ります。
カウンターでチェックインです。
終わると何もする事無く其の辺りでぼんやり立ってます。

全盲のお父さんが「トイレ」と、言います。
添乗員さんを探してもらいます。
添乗員さんは航空会社の人と話してます。
ではと、弱視のお母さんに、僕と二人をトイレの前まで
案内してもらいます。中は女性は無理です。
左手に大きな窓が在って明るいです。
でも、トイレの場所が分りません。「誰か居ませんか?」
あ!誰か居ました。全体に黒っぽい大きな青年です。
個室の所に案内してくれます。小便器は見当たりません。
便器や流すボタンを、見当を付けて探して、
お父さんに教えます。
終わって、お父さんをトイレ前で待つ
お母さんの所まで送ります。
初めての場所、目の悪い同士では大変です。やれ、やれ!

それから僕はトレイス君のトイレです。
チューリッヒまでの飛行機は狭くって
トイレなどには行けません。
トレイス君にトイレベルトを付けて「しっかり出して!」と、
ワンツー、ワンツーです。
そんな目の前に、巨大きな影が迫って来ます。
誰も居無くなったトイレ。恐怖です。