ランドセルしょって一年生

 桜が咲いたよ?一年生 今頃は 桜の開花がどんどん早くなって、この歌がそぐわなくなりました。  ランドセルしょって元気よく の歌も この頃は 軽量なナップサックに代用されて いまでは やっぱりこの歌もそぐいません。
戦後すぐの生まれの我らは、 この歌のままに 、桜の花の下の入学式でした。  そして 固くて重いランドセルをしょって 毎日の通学になりました。 痩せて小さかったワン吉は、 後ろに、 ひっくりかえりそうだった、といつまでも話されました。  入学して2か月ほどに梅雨の季節です。 わが家は、田んぼに囲まれた所にあり、 田植えが始まると 通学路は水浸し、 泥んこ道になってしまいます。 成長の早かった 大柄な同級生が、 ワン吉をせおってくれて、連れて行ってくれました。  それ以後 学芸会と言えば、ワン吉はいつも子役です。 かといっても、わが家から 学校の抜け道までは 50m 正門まで言っても 80mです。
 小さいうえに 眼鏡をかけても、 視力の上がらないので机は、いつも一番前です。 教室を覗ける畑で、働いていた 近所の、小父さんが 先生の唾がかかるような席に座っとった、と母に話していました。
 入学式に向かう 新入生を見ていて、 昔のあの頃の自分を 思いだしていました わんわん