次の日 教室に入ると 世話役の女性が近づいて機て 今日 貴方 ギャラリーの受付をしなさいよ と言います。 そして 一緒にギャラリーに行って 色々と受付の心得を教えられます。 その中に もし 展示のさくひんが欲しいという 問い合わせがあったら 此処に電話して と言って メモなどを置いて 教室へ帰ってしまいます。 えー 50年以上も前の事 まだ 携帯電話も在りません。 僕のフランス語では 電話で伝えられる能力はありませんぞ! まあ 如何にでもなれ!と ギャラリーの中をうろうろ みんなの作品を 眺めまわしてますと Y教授が現れます。 そうだ 今日はアトリエに 教授の来る日です。 教室に行く前に 立ち寄ったのです。
お前ひとりか と訪ねてきます。 はい と答え 困り顔をしていると フランス語の堪能な 一郎君が入ってきます。 何故 こいつが一人で受付をやっているのか?と 言葉もできない 奴が一人では どうにもならんだろう というようなことを言ってるようです。 一郎君は 彼がやるというから任せたのだ!と応えています。 え 強制的にやらせられてるんだけどね!
まあ そんなこともありましたが 一週間後 我がクラスの展覧会は 終わりました。 遊学のじぶんにとっては いい経験になりました。 ちょっと アトリエないがぎくしゃくしましたが 僕はこれから 出品したい展覧会が続くので 自由に使える 広い空間の このアトリエを手放すことは出来ません。 感情を隠して 毎日通います。 そして それからも 教授の おーい ニッポン人 だれそれの個展を見に行くぞ と 言う誘いも 変わらず続きます。