ユウドラー26

パリに到着して 直ぐ  安心したのか 体調を崩しました。 友達が ヨーグルトとかバナナとか 体によさそうな物を買ってきてくれます。 プレーンのヨーグルトは その時が 諸体験です。 日本では ヨーグルトと言えば 甘くって 一寸酸っぱい 楽連の飲み物でした。 50数年前は まだ 田舎にはスーパーが無く いまでは 普通に食べている ブルガリアのプレーン ヨーグルトとか チーズやベーコンや フランクフルト等 西洋の食品は 目にすることがなかったです。
   体にいいからと言われても プレーンヨーグルトはなかなか喉を通りません。 良薬 口ににがしです。
バナナにつけて食べ 体を壊した動物のように ただただ 毛布にくるまって眠るしか すべがありませんでしたが それでも  二日目には  体調を取り戻す 若さがあったようです。
 大病もなく パリ滞在も 終わりに近づきました。
 荷造りのできた 段ボール箱をもって 街のほうの 運送屋まで 手をしびれさせながら 運んでいきます。
 ルートを シベリア経由にしようか それともマルセーユにしようか 二個の荷物を持ってきています。 一個づつ 別ルートにしようか? 決断が付きかねます。