夕ドラー30

  パリに向かって 日本を出発したのは ちょうど今頃の季節でした。 梅雨入りした 日本は 蒸し蒸とした暑さでしたがナホトカ号がソ連の港に着いたときは まだ 浅い 春を感じ刺す 風が吹いていました。
 船内では 日本人が沢山いたように思ったのですが 巾ロス句を離れた列車に歯 数人しか乗り合わせていません。 みなさんは どんなコースですすんでいるのでしょうか?  そのころは ソ連国営のインツウリストの言うままのスケジュールでした。 駅では 切り離されたり 連結したりしそうで 長い列車内を全部 見て回る 勇気はありません。  僕の 車両に歯 日本人は ただ一人です。  列車に歯 泊まる駅ごとに 地元の人たちが 乗ったり 降りたりしていきます。  兵隊さんが 目の前で 裸になっています。 ど ど どう どうするんですか??
   そうかと 思ったら 乗り込んできた労働者の仕事着の 小父さんが  僕のベットで寝ころびます。 えー おっちゃんの添い寝はいりませんよ! 列車の長旅も それなりのアトラクションがついていて モスクワに到着です。 うっ 寒い モスクワは まだ冬です。 パジャマの上に しゃつやベストを重ね 降り立ちます。