別のスーパー体験記

 とうとう 4月末で 一番近くって 市内一のスーパーが 撤退してしまいました。
 自分で 食事を作ったり するようになり 35年間 便利に 使っていた スーパーの撤退はショックで 大きなダメージを受けています。
 スーパーの周りは 夕方の散歩コースでもありました。 休日の学校のような ひっそりとした寂しさと 撤退した病院のような 不気味さが 其処だけ 異様な感じの空気に包まれて 薄ら寒さが漂っています。 あーぁ 悩ましい今後です。
 何時も  途中休憩した庭先のベンチはまだ残っています。 行きかう車も少なく 歩く人もない 通路わきの ベンチです。  パク君は 慣れ親しんだ ベンチに僕を導いていき ちょっと休憩 というかのように 長い習慣が 心に残っているのか どうしても 座りこまずにはいられないようです。  以前であれば わーおおきなわんちゃんだぁ と 幼い子供から声がかかり ぴかぴかですねと黒光りする 毛並みを褒められたりする お父さんの声もありましたが ただただ ひっそりと 暮れていくばかりです。