ジョイ君の見事なホストぶりと、
あっちにこっちに愛想を振り撒く可愛いホステスの
ニコちゃんも居てパーティーは盛りあがります。
「ご苦労さんね!」と、盲導犬のトレイス君は
大阪組のお母さんに肩をもみもみされて、
うっとりお目目です。
「大病をしてね」と、
トレイス君のパピー時代の話しを聞きます。
一週間ほど何も食べず、どうなる事かと思ったそうです。
「こんなに立派に成って」と、
トレイス君の筋肉質の大きな体を撫でられます。
「顔もしわくちゃだったのに、すっきり若返ったね!」と、
ハンサムに成ったと褒められてます。
皆に見守られているトレイス君、トレイス君は幸せ者です。
今日はお疲れ様。
明日に備えて楽しいパーティーもお開きです。
「眠くないよー」と、ジョイ君、トレイス君は、
それからも興奮醒めず、うろうろです。
それでは修学旅行恒例の枕投げでもしましょうかね!
四月十一日 日曜日の朝です。
未だ真っ暗です。四時です。
でもジョイ君とトレイス君は起きてます。
カチカチカチ爪を鳴らして、部屋の中をあっちこっち
行ったり来たりです。
「ねえ、起きないの!」と、変わりばんこに、
冷たい鼻先で僕の顔を突いてきます。
そんな物音を聞きつけた隣の部屋のクロちゃんも、
カチカチと起き出して来て、「そっちに行きたいよ!」
「一緒に遊びたいよー」と、言ってます。