5月に雨が多かったので、
今年の紫陽花は綺麗だ!と、皆さん言います。
我が家の庭の紫陽花も、
いつもの年の一点五倍ぐらいに大きく、
そして沢山の花を咲かせています。
でも、可憐な山紫陽花が育ち過ぎて、
普通の紫陽花に成ってしまったのは
興醒めです。
我が家の庭には
十五種類から二十種類の紫陽花が在ります。
父が山の村の紫陽花ロードに感激して、
どんどん植え始めたのが始まりです。
貰って着たり、刺し芽をしたりで増えていきます。
畑の方も道筋はすっかり紫陽花ロードに成ります。
父は「本家のより、我が家の方が珍しい花が在るそ!」と、
自慢します。
讃岐の紫陽花寺にも行きます。
「此処よりも、我が家の方が良い!」と、言います。
来る人たちも「あじさい祭りに行く必要ないね」と、
おせいじを言ってくれます。
こんなに書いたら、広い紫陽花の咲き乱れる庭を
想像されてしまうでしょうが、
紫陽花の木は大、小、合わせて三十本ほど在るだけです。
本家の紫陽花ロードは、きっと数百本、
いや数千本あるでしょう。
添付の写真の紫陽花は
まだ僕も、隣のばぁちゃんも自転車に乗れてたころ、
一緒に言った隣の町の園芸店で買ったのです。
鉢のままですが、地面まで根を下ろし、
このところ、とても大きく育ちます。
「星空みたいね」って、言う人もいます。
もみじの木の下で一面に花を咲かせて、
濃い青緑の中に白い花弁がチカチカして、
夜空に瞬く星に見えます。
「花火のよう!」と、言う人もいます。
ドーンっと、夜空に広がった花火でもあります。
「隅田の花火」と、名が付いてます。