七月一日
朝の事です。
朝の散歩で、親父さんとお宮参りに来た
盲聾の友人N君と出会います。
拝殿に向かって参道を歩いている時、
親父さんの言った事が理解出来なかったN君に
「さっきも言ったのに、分からんのか」と、
親父さんが言います。
「聞こえんのじゃけんしょうがないだろ」と、
N君が怒ります。
すると親父さんが「朝から怒るな!」と、怒鳴り返します。
拝殿前の清清しい朝が台無しです。
「見えんし、聞こえんし 狂いそうだ」と、N君は嘆きます。
JRPS-日本網膜色素変性症協会のメンバーにも
幾人か弱視難聴の方が居ます。
我らは中途障害です。
光を失っていく上に、音も消えていきます。
皆さん恐怖と不安の中で生活しています。
先天性であれば、幼くしてマスター出来る、
点字、手話、指文字、指点字などにも、なかなか馴染めず習得に困難をきたしています。
・先ごろから聞こえなくなった方から
これまで音を頼りに生活をしてきた視覚障害の私にとって、「音」を失うということは正直なところかなりのダメッジでした。
「高度難聴」という状態では、家人や、他の人との会話が損なわれ、どうしても人との交わりを避けたくなりがちでした。また、単独歩行が難しくなり、出かけることもおっくうになります。たとえ、家人と一緒であっても講演会や、会議絵の参加、演劇や音楽鑑賞など、足が遠のき、どうしても家に閉じこもり「孤独感」を強く感じるようになりがちです。
・解決法を見つけ出さねば・・・