「俺、癌なんだ」と、
10年数年ぶり電話をかけてきた友人が言います。
「兄貴も癌で死んで」 それで金が掛かって!
それからも沢山の家族の不幸を聞かされます。
「君も金無いだろうが、少し貸して!」と、言います。
「どれ位要るの?」と、聞けば、
「幾らなら貸せる」と、逆に聞きます。
結局、友人が言うには、当座の生活費の足しに
五万円ほど貸して欲しいのだそうです。
僕は頭の中で百万円ぐらい貸して欲しいと、
言われるのではと、ドキドキしてたのですが、
五万円と聞いて、ほっとして「貸したげる!」と、
言ってしまいます。でも、でもです。
貸して上げるけど、
僕は字が書けないし、ATMも使えません。
送って上げることが出来ませんね。
「誰か送金出来る人探しなよ。お金は保障するから」と、
友人に言います。「誰も居ない」と、言います。
共通の友人、何人かの名前を挙げてみます。
だけど、皆仕事をしています。
たいして付き合いの無い友人の為に手間を惜しまず、
協力してくれるでしょうか??
もう一度「近くに居ないの?」と、ききます。
病院関係の仕事だから、お医者さんや
大学教授に知り合いがある!と、
自慢を聞かされた事もあります。
友人も有名大学出身です。
そう言う人達に頼んだら!と、言って見ます。
「親しい人は死んじゃった!」と、言ってます。
職場の先輩、後輩は??と、尚も問い詰めると、
「かっこう悪いから嫌だ!」と、言います。
「貯金は無いの」と、聞くと、少しは有るけど、と言います
「じゃ、崩しなさい」と、進めます。
「将来に取って置きたい」と、言います。
何だろうね。自分勝手な論理です。
だんだん腹が立って来ます。
「もう貸さない!」と、怒ってしまいます。
「さっき貸すって言ったろう!」と、友人も怒ります。
「じゃ!貸すよ。取りに来なよ!」で、電話を切ります。
嫌な感じの残る一日でした。
東京でどんな生活をしてるのでしょうか?