19‐手長えびが見えない!
十一月二十日(土)四日目の朝です。
プリットビチェ国立公園の朝です。
「朝の散歩に行って来た」と、言ってる人が居ます。
でも僕は一人では部屋は出れません。
添乗員さんも道を間違える、暗いホテルの廊下、
ロビーまで行けないし、二度と部屋に帰れません。
では 次の目的地に出発です。
田園には壊された異教の教会が点々と在ります。
先の戦争は宗教戦争だった!と、言います。
そんな所にも羊が遊ぶ牧場が在ります。
山から降り、のどかな田園を行き、
やっとアドリア海にでて、海に沿って南下します。
二百キロほど走ってシベニクに到着です。
バスの駐車場から海岸通りを歩いていきます。
アドリア海の入り江に在る其処は
天候の性ばかりで無く、イタリアかコートダジュール
のミニチュア板で、とても明るい町並みです。
岸壁には豪華なクルーザーも停泊しています。
少し丘に成った所に建つ聖ヤコブ教会の前です。
下方がゴシック様式、上部がルネッサンス様式と、
建設に時間が掛かり様式が変わった教会です。
余り大きくは有りませんが、とても綺麗です。
中に入ります。祭壇の後の洗礼室は、
天井が漆喰彫刻で飾られ、司祭さんお気に入りの
場所であったと言います。天使が捧げる洗礼盤は、
教会の大きさすれば、かなり立派です。
教会の広場も周りも、バルコニーの在る建物に囲まれ
まるで劇場のようです。
坂を下りる時、小さなお土産やさんに立ち寄り、
海岸通りのレストランで昼食です。
メインはスカンピ・手長えびのグリルです。
わっ!少ない。ちょっとしか有りません。
視覚障害者の為だと、身を取り出してあります。
だからとてもお皿が淋しいです。
いつも料理を写真に納めていた人はがっかりです。
白いお皿に、白い身は写真に成りません。
「どうにかして」と、ウエイターさんに談判です。
するとウエイターさんは・・・・