31‐清廉潔白な総督
門を入ると直ぐ時計台が在ります。
時計台と言っても、中央ヨーロッパ、スイスやドイツに
在る様な、高い塔では有りません。
柱時計か枕時計を巨大化して、其処にデンと置いた
様な愛嬌のある時計台です。
「ちゃんと2010年11月22日がでてる」と、
添乗員さんが驚いてます。
数百年前の機械時計が正確に年月、
日時まで刻んでいます。凄い!!
次は総督府です。一階がルネッサンス様式、
二階がゴシック様式の建物です。建築の時代が違う、
と言うのでは無く、ルネッサンス様式が余りにも華麗なので、上部を堅実な感じのゴシックにしたのです。
其の事でも分かるように、此の古い都市は、
公明正大、清廉潔白な政治を行っていたのです。
総督に任命されると、任期中は家族とも
市民とも交えず。総督府に一人で暮らし、
政治を執り行い、汚職や不正から身を慎んだのです。
ドブロブニクの旧市街は、アドリア海に育まれた街は、クリーム色の石の壁とレンガ色の屋根瓦の建物が
並び、シンプルな美しさに輝いています。
特に今日は、昨夜からの激しい風雨に洗われ、
生まれ変わった様な新鮮さです。
アドリア海の真珠と呼ばれるに相応しい美しさです。
しかし、美しいと言っても、中央ヨーロッパの豪華で
華麗なバロックの街に比べると、小さく楚々としていて
まるで廃墟に見えるかも知れません。
それが反って神秘的で、ギリシャの神々が、
そこらを散策しているように思えるのです。
昨夜の雷雨は神々の怒りだったのでしょう!
ポセイドンとマルスがビーナスを争っていたのかも
知れません・・・