設立記念講演会第3回 医療的ケアについて考える 報告

3月20日(日)連続セミナー最後となる「第3回 医療的ケアについて考える」を開催しました。

第1回の自立生活を実践されている宮野さんのお話。
第2回のヘルパーサービスでは対応しきれない部分をボランティアを使って北海道旅行を実現された池田さんのお話。
ここまでのセミナーを通して、自分がどのような生活を望むのか、そのためにはどう動いていかなければならないのかのヒントを得ることができました。

そして今回第3回目は、現実の四国中央市で我が家での生活を望む場合、切っても切れない医療との連携についてみんなで考えました。
四国中央市の問題としては、身体障害者が短期的に入所できる施設もなく、医療ケアが必要な場合も対応できる病院が少ない。
全国的には、医療ケアの必要があっても、費用・対応の面で訪問看護だけの対応では生活が成り立ってゆかない。
というような現状があります。

1障害者が自立した生活を行って生活を送る場合、医療ケアにしても移動の問題にしても乗り越えなければならない壁がいっぱいある。
四国中央市へ向けては、それらが一つでも解消できるとともに、私たちが行っている障がいピアサポートセンターでそれらを意見集約し、市に対して提案できる方向性をつくっていきたいと思いました。

事業者・管理者・役所の立場から様々な意見を聞くことができ、現状の四国中央市を知っていただくいい機会になりました。
今後控えている障害者福祉法政策の変更に取り残されることないよう、障がいピアサポートセンターとしても知識を深めてゆきたいと思います。

3回連続セミナーを通してご参加の皆様、本当にありがとうございました。
私たちの知りたいことや疑問に思っていることを題材に進めたこのセミナーでしたが、当事者や支援者障害福祉に関係する方々に様々な感想をいただきました。
それらを今後に生かして障がいピアサポートセンターが四国中央市の障害福祉を考える窓口になれればと思っています。

開催中に東北沖大地震で災害を受けた障害者に救援金を届けるため、ゆめ風基金を通じた募金活動を開催しました。
8041円の募金を集めることができました。
障がいピアサポートセンターが責任を持って、ゆめ風基金に送金いたします。
ご協力ありがとうございました。

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